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声優

洋画の吹き替えオーディションってどんなのがある?合格の秘訣は?

様々な吹き替え作品をみて、洋画吹き替え声優に憧れている方は多いのではないでしょうか。

でも、洋画吹き替え声優の情報って少ないですよね。

 

洋画吹き替え声優になりたいけど、

「そもそも吹き替え声優はどうやって決まってる?」

「オーディションにはどんな種類がある?」

「どうやったらオーディションに合格できる?」

と様々な疑問がありませんか。

 

この記事では、洋画吹き替え声優の

  • キャスティング方法
  • オーディション情報
  • オーディションの合格の秘訣

を中心にご説明します。

近年は動画配信サービスが広まり、洋画をみられる機会が増えました。

吹き替え声優の需要も増えていますよ。

業界の人

 

洋画吹き替え声優のキャスティング方法

洋画吹き替え声優のキャスティング方法は大きく分けると2つあります。

  • オーディション(一般公募、非公表)
  • オファー

それぞれみていきましょう。

オーディション

洋画吹き替え声優を目指す1番の近道は、オーディションを受けることだと考える方が多いのではないでしょうか。

確かにオーディションによってキャスティングする場合もありますが、その多くは事務所を通して行われる非公表のオーディションです。

一般公募オーディションも行われていますが、その数はかなり少ないです。

 

ですが、近年の様々な動画視聴方法に伴い新しいジャンルのオーディションも出てきています。

例えば、インターネット配信やケーブルテレビなどです。

個人や小さな会社での洋画吹き替え映画の製作も行われるようになっています。

 

オーディションの種類については、このあと詳しくご紹介いたします。

オファー

洋画吹き替え声優は、オーディションではなくオファーによるキャスティングが主流といわれています。

これまでの実績を評価し、監督や音響担当、制作会社が作品や出演俳優のイメージに合う声優を推薦するのです。

 

また、主演級の有名俳優になると、FIX声優といわれる特定の俳優の吹き替えを専属で務める声優もいます。

俳優の声のイメージが作品によって変わらないようにする配慮によるものです。

 

例えば、以下のようなFIX声優がいます。

  • 「ジャッキーチェーン」石山博也
  • 「アーノルド・シュワルツェネッガー」玄田哲章
  • 「トム・クルーズ」森川智之

 

 

悩んでいる人
同じ声優だと、作品が変わっても違和感なく受け入れられます。

 

洋画の吹き替え声優は、声優の活躍分野の中でも特にベテラン勢が強いです。

オファーによるキャスティングは、実績がないと難しいのです。

 

やはり、若手など実績がない方はオーディションを受けるのがよいでしょう。
業界の人

 

洋画吹き替え声優オーディション

オーディションは声優事務所を通して開催されることも多いので、声優事務所への所属を目指すことも1つです。

しかし、事務所所属も簡単ではありませんし、養成校に入るならば卒業するまでに時間もかかります。

 

ここでは、事務所所属の有無にかかわらず受けられる一般公募オーディションをご紹介します。

一般公募オーディションでも、同じように吹き替え声優になっている実績もたくさんありますよ。
業界の人

 

紹介するオーディションの種類は以下の通りです。

  • ワークショップ兼オーディション
  • ケーブルテレビ放映作品のオーディション
  • 海外インディーズ映画作品のオーディション

 

1つずつみていきましょう。

声優ワークショップ

さまざまな声優ワークショップが行われる中に、洋画吹き替えのレッスンもあります。

ワークショップの一環でオーディションが行われたり、成績優秀者に吹き替え作品の出演権が与えられたりするものがあるのです。

 

ここでは、3社のワークショップをご紹介します。

ステップアップヴォイス

引用:ステップアップヴォイス

ステップアップヴォイスでは、外画吹き替えのワークショップの最終回にオーディションを行うコースがあります。

該当コースは「外画吹き替えオーディションコース」と「選抜!オーディションコース」です。

題材によって随時数種類のクラスを募集しています。

 

  • 「外画吹き替えオーディションコース」
受講対象者 年齢性別不問、外画吹替え経験不問、事務所所属・フリー不問
受講料 33,000円(税込み)
募集人数 1クラス10名×4クラス程度
レッスン内容 第1回 吹き替え演技実践①(90分)

第2回 吹き替え演技実践②(90分)

第3回 オーディション

合格者数 若干名を想定

 

  • 「選抜!オーディションコース」
受講対象者 20歳以上の男女、外画吹き替え経験者、事務所所属・フリー不問
受講料 33,000円(税込み)
募集人数 1クラス10名×4クラス程度
レッスン内容 第1回 吹き替え演技実践①(90分)

第2回 吹き替え演技実践②(90分)

第3回 吹き替え演技実践③(90分)

第4回 オーディション

合格者数 若干名を想定

 

いずれも、出演作品はDVDなどでの配信が決まっています。

音響監督から直々にレッスンをうけながら、オーディションに挑戦できるのは良い機会ですよね。

コースによって受講対象者が異なりますので、ご注意ください。

 

ステップアップヴォイスの公式サイトはコチラ

コズミックレイ

引用:コズミックレイ

コズミックレイで開催している「外画吹替収録スタジオ実習」では、長編映画を1本使って実習していきます。

 

コースの概要は、以下の通りです。

受講対象者 20歳以上の男女、専門的な訓練を2年以上経験している方、事務所所属・フリー不問
レッスン内容 全7回×各120分

7回かけて長編の外画作品のアフレコを行う。

最新設備、システムを使用したスタジオで、実際の機器を使用しながら実践的に学びます。

募集人数 16名×2クラス
料金 キャッシュレス決済:4900円(税込み)×7回

現金:5000円(税込み)×7回

 

受講するには、2年以上のレッスン経験が必要です。

オーディションはありませんが、ワークショップの成績優秀者はコズミックレイが配給する吹き替え作品にメインキャストとして出演することができます。

毎回のレッスンがオーディションのつもりで挑みましょう
業界の人

コズミックレイ公式サイトはコチラ

アルケミーブラザーズ

引用:アルケミーブラザーズ

アルケミーブラザーズの外画吹き替えワークショップは、全10回のコースです。

1~9回目までで実際の長編外画作品を用いた実技レッスンを行い、最終回では選抜者で実際に収録を行います。

こちらもオーディションの形式ではありませんので、各レッスンが実質的なオーディションとなります。

 

ワークショップの概要は、以下の通りです。

応募対象 年齢性別不問、経験不問、事務所所属の有無不問
受講料 44,000円(税込み)(一括払い41,800円(税込み))
コース 全10回(レッスン9回、収録1回)×120分
人数 15名×2クラス
キャスティング人数 14,5名を想定

 

これまでに紹介したワークショップと比べて、格段にキャスティング率が高いのが特徴です。

なんと合格倍率はおよそ2倍です。

さまざまなオーディションの中でもかなり高い倍率であるといえます。

業界の人

経験不問であり外画吹替レッスン未経験の方も受け入れていますよ。

吹き替え作品はAmazonプライム・ビデオにて配信されることが決まっています。

アルケミーブラザーズの公式サイトはコチラ

ブロードバンドテレビの名作外国映画

ブロードバンドテレビ「MBF TV」では、放映予定の名作外国映画の吹き替え声優を一般公募オーディションで募集しています。

作品は「若草物語」や「ローマの休日」などの誰もが知る名作外国映画です。

 

オーディションの募集概要は、以下の通りです。

応募対象 14~45歳くらいまでの男女。出演・レッスン経験不問
審査方法 自己紹介、セリフ読み・朗読など

合格後は短期間の実技訓練を受けた後、すぐに作品に出演することができます。

誰もが知るような有名な作品に出演できる機会は貴重ですよ。
業界の人

MBF TVオーディション概要はコチラ

インディーズ映画

引用:Motion Gallary

クラウドファンディングでも、インディーズ映画の日本語吹き替え作品を制作するプロジェクトがありました。

その名も「海外インディーズ映画を無名声優たちで吹き替えたいプロジェクト」です。

そのリターンの1つとして吹き替え声優に挑戦するオーディション参加券を配布しています。

 

全ての配役をオーディションで決め、実績のない声優を積極的に採用する方針としています。

経験や実績が少ない方も挑戦しやすいのではないでしょうか。

 

オーディション募集要項は、以下の通りです。

応募対象 年齢不問、経験不問
参加費 4,000円(税込み)

 

クラウドファンディングで資金を集めることで、個人や規模の小さい会社でも映画を製作することができる時代です。

このような形での洋画吹き替え声優のオーディション情報もチェックしてみてはいかがでしょうか。

クラウドファンディングサイトはコチラ

 

一般公募オーディションによる吹き替え作品は、各種動画配信サービスやDVD販売によるものが多いです。

ですが、どれも本格的なスタジオや設備を使用した収録を行っています。

 

洋画吹き替え声優になる第一歩としてオーディションを受けることから始めてみてはいかがでしょうか。

実績を積むことで、また新たな活動が見えてくるかもしれません。

 

外画吹き替え声優の特徴

声優には様々な活動分野があります。

声で表現することは同じですが、必要とされる能力は微妙に異なっているのです。

 

外画吹き替え声優にはどのような特徴があるのでしょうか。

求められるのはどのような能力なのでしょうか。

 

外画吹き替え声優の特徴を知ることで、オーディションに合格する秘訣がみえてきますよ。
業界の人

外画吹き替え声優とアニメ声優の特徴を比較しながらみてみましょう。

外画吹き替えの場合

外画吹き替えの最大の特徴は、映像の中の人物の動きに合わせるということです。

オリジナル版が完成している状態であるため、口の動き、さらに言えば息遣いまで完璧に合わせる必要があります。

 

また、出演俳優の表情や仕草からあふれる感情も表現しなけばなりません。

外画吹き替えの場合は、誇張した演技より自然な演技が求められるのも特徴です。

 

アフレコは、原音を聞きながら進めていきます。

言語が異なる口の動きに合わせるだけでも、相当な技術が必要ですよね。

 

さらに実力のある声優になると、出演俳優の話し方や声の雰囲気などの特徴を活かした吹き替えが評価されています。

元の俳優の個性を生かす吹き替えは、大変難しい非常に高い技術を要します。

https://twitter.com/Yuuki_Suguru/status/1515215531221331968

https://twitter.com/Suzu_KxxVoice/status/1463882087249825799

アニメ吹き替えの場合

アニメ吹き替えの場合は、まだ完成していない段階の絵にアテレコすることも多いとされています。

もちろん演技力が求められますが、ある程度声に絵を合わせていくこともできるのです。

 

また、自然な演技というよりは、キャラクターに合うようにある程度デフォルメされた演技が求められる点でも異なっています。

 

外画吹き替えは独自の特徴があり、専用の技術が求められるのです。

声優の仕事の中でも、より高度な技術を要する分野であるともいえます。

業界の人

 

外画吹き替え声優オーディション合格の秘訣

吹き替え声優のオーディションでは、即戦力になる人材が求められます。

大前提として、声優に必要とされる基本的なスキルは身につけておく必要があるでしょう。

 

基本的なスキルは、以下の通りです。

  • 滑舌や呼吸・発声方法
  • 演技力、表現力

 

その他、洋画吹き替え声優には以下のような独自の技術が求められます。

  • 俳優の口の動き、息遣いに合わせたアテレコ技術
  • 俳優の表情や動きをくみ取れる表現力
  • 自然な演技力

 

ここで、実際に洋画吹き替えを行っている声優のインタビュー記事をみてみましょう。

三木眞一郎さん(引用:cinemacafe.net

「まず吹き替えは本国の役者さんの表情から剥がれちゃダメなんですよね。剥がれると、視聴者が吹き替えはダメだと思ってしまうんです。(中略)向こうの役者さんの表情を拾って間違えないようにすることに、とても神経を使いますね」。

引用:cinemacafe.net

 

梅原裕一郎さん(引用:cinemacafe.net)

「(前略)生身の人間がそこで動いて喋っていることを、より意識するのが吹き替えなんじゃないかなって思います。(中略)役者さんの動きを忠実に再現して、声で表現しないといけない…細かさが求められるなあと感じました。吹き替えは画ができていて、口がパクパクしている状態にあてるので、こぼれちゃうとおかしなことになってしまう…かなり苦労しましたね」。

引用:cinemacafe.net

梶裕貴さん(引用:VIMS

「(前略)原音を聞きながら、その方の呼吸に合わせてしゃべらなくてはならないわけです。そのうえで、役者さんが表現されている言葉の波や動きを汲みとってお芝居をしていく。(中略)その物語に生きている登場人物を、どうすれば、日本人がより楽しんで受け入れられる形にできるのか…そういった部分も考えていかなければならないんです」

引用:クランクイン!

それぞれに工夫がみられますが、皆さん共通しているのは元の俳優の演技にかなり気を遣っていることではないでしょうか。

細かい感情をくみ取って、声に反映させることが重要なようです。

また、日本人がみて違和感を持たずに楽しめるという視点での工夫も大事なのかもしれません。

 

吹き替え声優オーディションでは、セリフ読みや朗読、実際のアフレコなど実践的な課題が課せられることが多いです。

基礎的な技術はもちろん、元の俳優の感情を細かく汲み取って表現できることを目指すと良いでしょう。

また俳優の個性を尊重するような吹き替えが行えれば、ライバルと差をつけられるかもしれません。

 

まとめ

この記事では、洋画吹き替えオーディションについてご紹介しました。

 

洋画吹き替えオーディションは、以下のような種類があります。

  • ワークショップを兼ねたもの
  • ケーブルテレビの放映作品
  • インディーズ映画

 

オーディション合格の秘訣は、洋画吹き替え声優ならではの高度な技術をアピールすることです。

洋画吹き替え声優には、以下のような独特な技術が求められます。

  • 俳優の動きに合わせた細かなアテレコ技術
  • 俳優の演技を正確に汲み取って表現する力
  • 個性を尊重する工夫するアレンジ力

 

実績がない方は、まずは一般公募オーディションを受けることがおすすめです。

洋画吹き替え声優には難しい技術も必要ですが、ワークショップのように学びながらオーディションに挑戦できる場所もあります。

自分にあったオーディションを探して、挑戦してみてはいかがでしょうか。

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