「青二プロダクション」は多くの有名声優が在籍しており、声優を目指している人に人気のプロダクションです。
青二プロダクションに所属する為の一番の近道と言われている養成所が、この「青二塾」ということで、気になっている方も多いのではないでしょうか。
そんな青二塾には「厳しい」「費用が高い」という噂がある養成所です。
青二塾に対して、
「厳しいという噂が怖い。」
「評判が気になる。」
「費用は高いの?」
という疑問を持っている方のために、この記事では
厳しいというのは本当か
評判
養成所の費用
などについて説明していきます。
目次
青二塾とは?
青二塾とは、声優事務所青二プロダクションの附属養成所で、1982年に開校されました。
そして、青二プロダクション所属タレントのほとんどが青二塾の卒塾生です。
代表的な有名声優として、
- 神谷浩史
- 水田わさび
- 沢城みゆき
- 緑川光
などが卒塾していて、今でもアニメやゲーム・吹き替えやナレーションなど、様々な場面で大活躍中です。
青二塾の養成所は「東京校」と「大阪校」があり、それぞれの養成所ではレッスン内容や受講期間も変わってきます。
受講期間 | スケジュール | レッスン項目 | |
東京校 | 1年 | 週5日 | 7項目 |
大阪校 | 2年 | 土・日 | 5項目 |
2つの養成所を比べてみると、受講期間も受講日数もかなり違いますね。
青二塾は「厳しい」って本当?
青二塾は「厳しい!」という評判で有名なことを耳にしたことがあると思います。
青二塾に入塾したいけれど、「厳しい」という噂が怖い人のために、口コミを紹介します。
「厳しい」と言われている口コミを中心に見ていきましょう。
https://twitter.com/kana_voice_acto/status/1290091048396447744?s=20&t=ECk6HXfJBO3BI3BmuXnevA
青二塾にいた人と話したことがあるんですが、化粧禁止とか時間に物凄い厳しいとか、とにかく厳しいよと噂は聞いてましたけど…。
— polkazur (@polkazur) August 5, 2017
しかし、プロになるためには必要な「厳しさ」であり、それがプロとしては当たり前のようです。
また、「化粧と時間」について厳しいという評判もありました。
身だしなみや時間、マナーについて厳しいのは社会人や塾生としては当たり前のことです。
「化粧と時間に厳しい」という声については、マナーや教わる側の心得などの常識があれば問題は無さそうです。
青二塾を辞めた人はいるの?
「厳しい」という噂の理由について解説しましたが、実際に辞めてしまう人はいるのでしょうか。
以前、自分や知人が青二塾に通っていた。という方の口コミがありましたので、みていきましょう。
@good_night821 青二塾東京校にいました。青二塾は養成所で、声優専門学校とはまたちょっと違い、ガチで厳しいです。毎年ノイローゼで辞める人がいるって伝説があるくらい厳しいです。怒鳴られたり、先生の機嫌を損ねて授業が止まったりはわりとよくあります。
— ZENZO 9月オルスタ出るよ! (@zettdot) January 24, 2015
声優を目指してた従姉妹が入ったのが青二塾。卒業してもプロダクションに入れるのはごく一部で、彼女は途中で断念。今は音楽活動してる。
— sumitono (@sumitono) October 18, 2012
「厳しい」という噂や事実がある養成所なので、メンタル的に辛くて辞めた。という塾生もいるようですね。
人にはそれぞれ向き・不向きがあるものなので、続けていくのが難しいことは誰でもあります。
ノイローゼなどの病気になる前に、一度自分の身体・気持ちと向き合ってみる時間も取ってみると良いかもしれませんね。
もし卒塾までが無理だったとしても、「青二塾に入塾するために頑張った」ことや「青二塾で勉強したこと」は、今後の力の源になることは間違いないでしょう。
青二塾の評判
青二塾の厳しさや、辞めてしまう人について解説していきました。
さて、青二塾に入塾したい方にとっては次に気になるのは評判だと思います。
上記で説明した「厳しい」という評判以外で、青二塾の良い評判、悪い評判の両方を見てみましょう。
このような評判がありました。
良い評判
そうそう!
めちゃくちゃ評判いいですよーあと、アニメ関係の仕事をしている母にきいたところ、「青二塾の人は演技力あるし使いやすい」っていってました。
ただ青二塾は経済的に厳しいですよね(>_<")— 星野日菜@声優志望 (@kirakirahinasay) November 16, 2018
アイドル声優90年代だったら國府田マリ子さん、マリ姉は「忍たま」のユキ役に復帰してやってるし、世界まる見えのナレーションをやってて生き残ってる。最もマリ姉は青二塾で声優としての身に付けるべき事を学んでる。 基礎が出来てると生き残れるんだろう。
— 街路雛姫@アスペルガーでも負けずに生きる (@my_pace_man) May 21, 2016
実際に青二塾の方と仕事の関わりがある知り合いがいる方の口コミでも、評判が良いと言われています。
関係者の声で評判が良い。ということは、青二塾で身につけた実力は声優としての勉強はもちろん、自分の魅力を上げるためのスキルにもなるようですね。
そして、青二塾は卒業生の中にも有名な声優が多数いて、その多くの卒業生は青二プロダクションで活躍しているのが分かる口コミです。
青二塾の評判の良さが分かると思います。
悪い評判
青二塾は良さげだけど大阪って辛いなぁ… 名古屋出たくない。
— ぽんこつさん太郎☯️ (@Pumpking149) May 14, 2011
https://twitter.com/kana_voice_acto/status/1174668341568360450?s=20&t=ECk6HXfJBO3BI3BmuXnevA
青二塾は東京校、大阪校の2校のみという限られた場所での入塾になってしまうのが、つらいところです。
この後詳しく説明しますが、学費は決して安いとは言えません。
声優を目指して青二塾に入塾することが出来たとしても、引っ越ししなければいけない。という事もありますね。
学費に合わせて引っ越し費用も準備しなければならないとすると、金銭的にもかなり掛かるので厳しいと思います。
青二塾の学費
青二塾について少しずつ分かってきましたね。
さて、「悪い評判」にも出てきましたが、青二塾は費用が高いと言われています。
実際に青二塾の学費について東京校と大阪校をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
東京校
入塾金 | 220,000円 |
前期/後期受講料 | 440,000円/440,000円 |
合計 | 1,100,000円 |
大阪校
1年次 | 2年次 | |
入塾金 | 165,000円 | |
前期/後期受講料 | 250,800円/250,800円 | 250,800円/250,800円 |
テキスト代 | 14,200円 | |
合計 | 1,182,400円 |
比べて見ると、東京校では「1年で1,100,000円」大阪校では「2年で1,182,400円」という結果になりました。
大阪校の方が合計費用は高いですが、2年間ということを考えると、1年あたりの費用は東京校の方が高いです。
次は、他の人気養成所との学費をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
養成所 | 入塾金(入所金)・年間受講料 |
青二塾(東京校) | 1,100,000円 |
青二塾(大阪校) | 1,182,400円 |
日本ナレーション演技研究会【令和5年度4月生】 | 440,000円 |
マウスプロモーション | 780,000円 |
他の養成所と比べてみると、青二塾は東京校・大阪校ともに学費が高いという事は本当のようです。
しかし、日本ナレーション演技研究会に関しては週2回コース養成期間は2年。
同じくマウスプロモーションに関しても週2~3回(変動あり)養成期間は2年。
青二塾(東京校)の週5回コース養成期間は1年。
以上の情報で比べると、青二塾(東京校)は短期集中コースのようです。
初期費用は高いですが、トータルで考えると特別高いというわけでは無いのかも知れません。
青二塾の倍率
現在、青二塾の倍率は公式では発表されていません。
しかし、2017年8月5日にテレビ放送された「ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」では、青二塾の応募倍率についての話題がありました。
番組では「入塾応募者数約500人の年もあった」と有名声優が発言しています。
青二塾の東京校の公式ホームページでは「定員60名」と記載されています。
東京校と大阪校を合わせても定員120名なので、かなりの倍率だったということですね。
青二塾は少人数の塾生を本格的なプロにするため、入塾するにはかなり難しいことが分かります。
東京校と大阪校のカリキュラム
次に、東京校と大阪校のカリキュラムやレッスン内容について紹介していきます。
東京校・大阪校の年間スケジュールはこちらです。
東京校(1年)
4月 入塾式
8月 夏休み
9月 中間発表
12月 冬休み
2月 卒塾公演
3月 青二プロダクションオーディション/卒塾式
大阪校(2年)
1年次
4月 入塾式
6月 塾生懇談会
8月 合宿
12月 クリスマス会
2年次
4月 入塾式
6月 塾生懇談会
8月 合宿
12月 クリスマス会
2月 卒塾オーディション
3月 卒塾式・謝恩会
東京校は平日の5日間に集中して授業があり、入塾中に夏休みと冬休みがあるのが特徴ですね。
大阪校なら2年間の受講となってしまいますが、仕事をしながら入塾して勉強することが出来ます。
平日は仕事がある方でも大丈夫です。
次に、東京校と大阪校それぞれのレッスン内容を紹介します。
東京校
- 演技
- 演技2
- アフレコ実習
- ナレーション
- 感情表現
- 発声
- ダンス
大阪校
- 演技基礎
- 演技実習
- アクセント
- 音楽
- ダンス
ポイント
レッスン内容は東京校には「アフレコ実習」「ナレーション」「感情表現」「発声」があり、大阪校には「アクセント」があります。
注意ポイント
自分が通いやすいスケジュールと、勉強したいレッスン内容をよく考える必要がありますね。
青二塾の公式ホームページのリンクをこちらに貼っておきますので、詳しい内容についてはこちらをご覧下さい。
東京校:青二塾|俳優・声優・ナレーターの養成所 (aonijuku-tokyo.jp)
大阪校:青二プロダクション附属俳優養成所 青二塾大阪校 (aonijuku-osaka.jp)
青二塾の在校生の声
実際に青二塾の在校生は、青二塾に入塾してどう思ったのか・青二塾を目指している人へのメッセージなど、在校生の声を紹介します。
東京校
- とにかく一生懸命取り組みたいなら、絶対に良い場所です。怖がらず挑戦してみてください。
- できなくて当たり前、できるようになるため入塾するんだという気持ちで。
- 青二塾での1年は、表現者としてだけではなく、一人の人間としても大きく成長できる期間です。
大阪校
- 本当に声優になりたいと感じているなら、青二塾大阪校に来てください。全ての人たちが、あなたに本気で向き合い、本気で指導してくれます。
- 不安なことがたくさんあると思います。だから是非、入塾説明会に来てください。きっとその不安はなくなります。
- 役者として、人として、あなたが望めば必ず成長できる場所です。
東京校、大阪校ともに在校生の声を紹介しました。
実際に青二塾に通っている生徒たちの目線で、リアルな意見を聞けたので、自分の将来を想像しやすいのではないでしょうか。
在校生も入塾前は不安を抱えていたということで、みんな同じ気持ちです。
本気で声優になりたい人なら、やはりおすすめの養成所ですね。
まとめ
ここまで青二塾について説明していきました。
青二塾とは、
- 青二プロダクションの附属養成所。
- 厳しい指導には理由がある。
- 「厳しさ」故に辞めてしまう人もいる。
- 良い評判・悪い評判それぞれある。
- 他の養成所に比べると、費用は高め。
という事でした。
青二塾は、本気でプロになりたい塾生を厳しく育成する養成所です。
「声優になる!」という本気の気持ちが一番大切な養成所だということが、この記事で分かっていただけたかと思います。
厳しいレッスンを乗り越えた先には、プロの声優として活躍できる未来が待っていること間違いありません。
青二塾を目指す方、青二塾で頑張っている方のご活躍をお祈りしています。